成功体験 2021 5 9

 多くの日本人は、新型コロナウイルスのインドの現状を見て、
「ひどい状態だ」と思っているでしょうが、
日本においても、地域によっては似たような状況です。
 病院がパンク状態なので、治療が受けられない。
しかし、療養施設のホテルにも入れない。
 ここまでは、昨年と同じでしょうが、
今年は、感染力の強い変異株が中心になっています。
家庭で療養していれば「家庭クラスター」になるでしょう。
これが昨年と違うところです。
 昨年と同じ対応をしていれば、
今年は変異株が中心なので、被害は大きなものとなります。
 だからこそ、ワクチンを急ぐのかもしれませんが、
英国のようにコロナ対策に成功した国は、
都市閉鎖とワクチンがセットになっています。
はたしてワクチンだけで成功するのか。
 今は、英国型と言われる変異株を心配しているでしょうが、
インド型に置き換わっていくと、大変な問題になるでしょう。
2021年こそコロナが本格化した年になるかもしれません。
 知人から言われることは、
なぜ、緩い規制をやって、コロナを長引かせているのかということです。
 「緩い規制で経済も維持する」という「2020年モデル」は、
従来株には有効でしたが、変異株には通用しないかもしれません。
 日本の「2020年モデル」は、「成功体験」となっていますが、
この成功体験にこだわってしまうと、臨機応変に対応できないかもしれません。
 外国から見れば、不思議に見えるでしょう。
日本は島国なので、鎖国をすれば、変異株は防げた。
おそらく日本国内で循環していたのは、弱いタイプのコロナだった。
だからこそ鎖国をすれば、日本全体が都市閉鎖のようなものになったはずだ。
 島国に変異株が入ってしまった場合は、
さらにワクチン接種が極めて低い場合は、「日本封鎖」もあり得るかもしれません。
ワクチン接種が完了して、経済再開する国が増えてくると、そうなります。
 もちろん、2020年の奇跡がまた起こるかもしれません。
変異株が全国に蔓延することなく、一部地域のみに終わる可能性もあるかもしれません。
 祈れば、必ず聞く者がいる。
日本人は、久しく祈りを忘れていた。






















































































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